お客様自身で塗り壁を塗る
資料を請求いただき、事務所でご面談させて頂く中で多い声が、
「エコな住宅が欲しい」という希望です。
普段、なにげなく使う「エコ」という言葉。
「エコな住宅」という言葉。
エコという言葉を調べてみると、
「エコロジー」・「エコノミー」という言葉が出てきます。
前者は生態学・環境学、後者は経済を表しています。
環境に負担の少ないエコな材料を使う。これもエコ(エコロジー)ですし、
エコな生活がしたい、というのもエコ(エコノミー)です。
自然素材だけを集めて作る家は安全で、とても素敵だと思います。
ただし、自然素材で造っただけでは不十分です。
断熱材を厚くして、サッシはアルミから樹脂へ、
ガラスは単板からペアガラスやトリプルガラスへ、
そして気密を高くします。
これらを実行するにはコストが掛ってくることを忘れてはなりません。
でも、健康(身体への影響)を考れば、医療費は少なくなるし。
なにより、日々の暮らしは快適そのものです。
エネルギーマイレージという言葉を聞いたことありますか。
ウッドマイルズ、ウッドマイレージも続いて出てきます。
材木が生産され、家になるまでどれくらいエネルギーを使っているのかを
考えるきっかけになります。
建築材料、設備機器が生産され、消費されるまでに膨大なエネルギーを必要としています。
このことも考え、後の生活も考えたいものです。
家を建てる時には、イニシャルコストと生活していく中での
ランニングコストの両方を考えていくべきです。
そのほかに20年後、30年後にくる、家の修理費用が必要になってきます。
設備の修理や取り換えの時期がその前にやってくることを忘れてはいけません。
住宅の計画時からのしっかりした展望と、ちいさな心遣いの積み重ねが
本物のエコにつながっていくのだと思います。