今日、10月23日、中越地震から11年が経ちました。
あの日、我が家も地震に揺さぶられ、もはやこれまでかと思いました。
揺れている際は建物が菱形になるほどでしたが、正しく復元力が働き、建物は無事。
被害は風呂のタイルが割れ、食器が2.3枚割れただけで済みました。
その後、私が造った家を見て廻りましたが、いずれも何ごともなく、
ほっとしたことを思い出します。
今回、紹介する建物は2001年に越後川口の山の中に造った、
あるグループの集会場です。
地震後、川口にはなかなか入れず、しばらく経ってから
建物を確認しに行ってきました。 前面道路は途中で寸断されしまい、
もうだめかと思ってしまいました。 でも、しっかりと建物は残っていました。
中も異常がく、震源が直下でありながら、よく無傷で残ってくれました。
建物がある地盤がよかったこと、構造計算をして資材、金物を適切に配置したことが、
震災を逃れられた要因でしょう。
参考に、建物は在来工法で「Dボルト」という金物を柱、梁に使用しました。
この時が、二件目です。
白いテラスの梁に見える丸いものがDボルトです