住宅用の土地の選び方ですが、通勤・通学・買い物の便などはみなさん意識されますが、
「地盤」について意識されている方はまだまだ多くありません。
万が一、地震が起こった際には、安定した地盤の方が被害は小さくなります。
また、災害時に限らず、
住宅の地盤は、住宅の重さ(およそ20トン)を支えられる必要がありますし、
ささえられないと家が傾いてしまいます。これを不同沈下と言います。
不同沈下とならないよう建築前には、敷地の地盤調査を行い、必要ならば地盤改良工事をします。
余計な工事をしなくても済むよう、できるだけ地盤の良い土地を選ぶのが良いでしょう。
長岡市の中心・市街地は地質的には、信濃川が長い歴史の中で氾濫した際に運ばれた泥土で形成された
氾濫平野・谷地で基本的には地盤が弱い地域です。しかし、場所によっては、良好な場所もあります。
たとえば、台地、自然堤防(河川の周りの微高地の事)などです。
「自然堤防」は、河川部の岸に土砂が堆積してできた比較的安定した地盤です。
土地を検討される際には、そのような安定した地盤を選ぶとより良いです。
なお、長岡駅周辺の中心部は、盛土地・埋立地であるため、地盤の深い部分の強弱に関わらず、
表層部分の地盤は弱い可能性があります。造成時に表層部に一度手を入れることにより
地盤が弱められる事があるからです。特に新しい造成地はこの傾向があります。
逆に古くからの埋立地であれば、地盤の自重により地盤は安定してきます。
では、実際に検討している土地の地質はどうやったらわかるのでしょう。
国土地理院の土地条件図というもので、地質の検索ができます。
土地条件図(国土地理院)
クリックすると国土地理院の土地条件図を開きます。
上記の土地条件図のリンクを開き、目的の場所をクリック→拡大でその情報がわかります。
地理院地図の表示凡例を確認すれば配色、分類、説明が出て、前記の地図が読み取れます。
ぜひ参考にしてみてください。