中越地震のあった10月23日が近づいてきました。
2004年に起こった中越地震は、川口町(現長岡市)で最大震度7を観測。
長岡市を中心に家屋の全半壊はおよそ1万7000棟に上る甚大な被害を及ぼした地震です。
考えてみれば、あの年は水害と地震で振りまわされました。
私は復旧とボランティアに出ました。
地震のほうは、長岡、小千谷と各戸を廻り、
被災建築物応急危険度判定をやってきました。
建物を視認し危険判定したり、下げ振りとスケールで家の傾きなどを測り、
その家の危険度を判定して、表示していくものでした。
その途中で余震にあったりで、けっこう肝を冷やすことも度々ありました。
そして、いっぱい歩いたことを思い出します。
地震の3年位前に、建築士会の研修会で工科大学の先生に
東山一帯の高床住宅は危険だと危険だと指摘されていたことを思い出します。
当時は布基礎をただ高くしたものが多かったようにおもいます。
現在は地中梁、臥梁を設け、壁と緊結するように指導され、
チェックも厳しくされています。
国土地理院の地図を利用して地元を知り、住んでいる地域の
活断層を知っておくのもたいせつです。
※クリックすると「中越地震災害対策用、都市圏活断層図」を別ウィンドウで開きます。