寒いこの時期になるとヒートショックのことがテレビや新聞で話題にあがるようになります。
12月24日の毎日新聞(WEB)にもヒートショックの記事がありました。
自宅で入浴する際の事故が高齢者を中心に増えている。
主な原因は温度の急激な変化により血圧が大きく変動して起きる健康被害「ヒートショック」だ。
ヒートショック関連の入浴中の死者は推計年間1万7000人に上り、冬の被害が多い。どうすれば、安全な入浴ができるのか。
年間17000人もヒートショックが関係した突然死が発生している、というとびっくりするかもしれませんが、推計しているのは、東京都健康長寿医療センターです。
資料:入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう
今回の毎日新聞の記事では、ヒートショックの対策として、次のようなことを提案しています
いずれも、温度差によっておこるヒートショックの防止策として一理ありますが、断熱改修は新しい家の場合には現実的ではありませんし、「浴室や脱衣場を暖める」というのも完全な対策にはなりません。トイレでヒートショックになってしまう方もおられるから、です。
根本的なヒートショックの防止策は、新築前に住宅と健康、ヒートショックのリスクについて一度お考えいただき、家じゅうが同じような温度で快適な住環境となるよう断熱の充分な住宅を建てる事です。